英語学習全般

英語が聞き取れない6番目の原因【実はこれが本命です】

指で耳栓をしている男性

ネイティブの英語が聞き取れない原因として、
たいがいの識者たちが指摘する原因は次の5つです。

  • 単語の意味がわからない
  • 発音がわからない
  • 文法がわからない
  • 話すスピードが速すぎる
  • 話の背景がわかっていない

確かにこの5つは大切です。
どれが欠けても英語のヒアリングは難しくなるでしょう。

でも、この5つはペーパーテスト用の勉強をしたりヒアリング教材で練習すればたいがい克服できます。
それでもなお英語が聞き取れないという人は、いったい何が欠けているのでしょうか?

実を言えば英語が聞き取れない原因はもう1つあって、その6番目の原因こそ一番の強敵です。

この記事ではその6番目の原因について深く解説いたします。

 

結論:聞き取れないのではなく、聞き取る気持ちになっていない

前書きで書いた5つの原因、つまり単語、発音、文法、スピード、話の背景のすべてをクリアしていても、英語が聞き取れるとは限りません。
では、英語が聞き取れない最終的な原因は何でしょう?

ちょっと思い浮かばないようですね。

じゃあ、もう結論を言いましょう。
それは、
そもそも気持ちが「英語を聞こうというモード」になっていない。
ということです。

つまり、目の前にいる外国人が英語でバーッと話し始めると同時に、その英語にすっかり圧倒されてしまうということ。
「耳を澄まして聞いてみよう」という気持ちなど一瞬で消え失せ、「自分には無理だ」と早々にあきらめてしまうことが6番目の原因です。

ボクシングの試合で言えば、対戦相手を見た瞬間に気を失うようなものですね。

もしかしたら、この6番目の原因には中学生以来の英語学習にともなうトラウマが関係しているかもしれません。
もし、そうだとするなら、このトラウマを解消する方法はただ1つ。

それを今からご説明したいと思います。

 

論より証拠、外国人との英会話を録音して聞き直してみよう

にこやかな外国人たち

もし、外国人と英語で話す機会があったら(というか、ぜひその機会を作ってください)、その時の会話をすべて録音してください。

その外国人にいろいろ話しかけられるけれども、何一つ聞き取れず、あなたはすっかり“しどろもどろ”になるでしょう。

さて、家に帰ってから、録音した音源をじっくりと聞いてみてください。
自分が“しどろもどろ”になっている声を聞くのは照れくさいかもしれませんが、それより相手の外国人の英語にあらためて耳を澄ませてください。

すると意外なことに気づきます。

「あれ、こんなにゆっくり話してくれてたんだ!」
「あれ、簡単な単語を使ってくれてたんだ!」
「あれ、簡単なことしか言ってなかったんだ!」

こうした事実が理解できると、
自分はただ単に気が動転していただけで、実は簡単な英語だったことに気づくものです。

こういう自分自身の現実に気づかない限り、いくら英語のリスニング教材で勉強したってナマの英語を聞き取れるようにはなりません。

 

知識不足は必ずしも英語が聞き取れない原因ではない

もう一度、識者が言う「英語が聞き取れない5つの原因」を見てみましょう。

  • 単語の意味がわからない
  • 発音がわからない
  • 文法がわからない
  • 話すスピードが速すぎる
  • 話の背景がわかっていない

このうち、「話すスピードが速すぎる」以外は基本的に知識の問題ですよね。
発音だって、「そう聞こえるんだ」という知識としてとらえればいいだけです。

たとえば
「ジャスッティピコ」
と言われ、最初は何のことだかわからなくても、それが
Just typical
のことだとわかれば次からは聞き取れるようになります。

スピードに関して言えば、さすがにネイティブの速度は慣れないと聞き取れないでしょう。
でも問題はむしろ「ゆっくりしゃべってくれていても聞き取れない」というところにあります。

そうなってしまう原因の大部分は
「英語なんて、そんなに簡単に聞き取れるものではない」という思い込み…。

だからこそ、
「最初から聞き取ろうとする気持ちになっていない」ことが英語が聞き取れない、そもそもの原因なのです。

南の島のリラックスした風景
英語ヒアリングのコツは「集中しながらボーッとする」こと英語のヒアリング力をアップさせるには練習も大切ですが、他にもちょっとしたコツがあります。それは「集中しながらボーッとする」ことです。なんだか意味不明に聞こえるかもしれませんが、これこそがヒアリングのコツです。...

 

自分と外国人との会話を録音し、聞き直すのが一番の近道

私はあることがきっかけで、この6番目の原因に気づきました。
それはオンライン英会話のレッスンです。

私はオンライン英会話を始めたばかりの頃、やはり先生が何を話しているのか全然わかりませんでした。

最初の頃、何もこんなに早くしゃべらなくてもよいのに…と思っていたのです。

それで、ある日からレッスンを録画するようになりました。
それをレッスンの後で聴き返すことにしたのです。

すると、レッスン中には聞き取れなかった先生の英語がほとんど聞き取れるじゃないでですか!
あんなに早口に思えた先生の英語は実はすごくゆっくりでした。
単語もよくよく聞いてみれば簡単なものばかり。

そして、先生たちの発音のクセなどを覚えていくにつれて、リスニング力がどんどん付いていきました。
「なんだ、聞こうと思えば聞き取れるじゃないか!」と気づいた瞬間、長年のトラウマが消えました。

今のところ、自分がつかんだリスニングのコツを簡単に言うなら、それは
「恐れずに相手の声に意識を向けること」

これに尽きます。
これができれば対戦相手、いや、英語を話す外国人を見た瞬間に気を失うようなことはなくなるでしょう。