便利な英語表現

used to は全4パターンを一緒に覚えた方がわかりやすい

used to と書かれたカード

昔、受験英語で覚えた used to …

でも、実はこの used to は実際の英会話でもかなり使える表現です。

これを自在に使いこなせると、何か言いたい時にちょっとした微妙なニュアンスが出せるようになります。

この記事ではその used to を4パターンに整理して解説します。

 

▼こちらの記事に他の重要表現もまとめてあります
日本人が苦手にしやすい英語表現【便利なのに知らないと大損】

① be used to + 動詞の原形 【単なる受動態として用いられるパターン】

これは「使用する」という意味の動詞 use を受動態として用いたパターンです。
もちろん、used は use の過去分詞形です。

この用法については説明するまでもないと思います。

This machine is used to cut wood.

この機械は木材を切るために使われる。

This magnifying glass is used to make a fire.

この虫メガネは火を起こすために使われる。

発音はふつうに「ユーズド」で大丈夫です。

 

② used to + 動詞の原形 【昔はよく~をした (でも今は違う)】

この used to の場合、上の受動態の時のように be動詞を用いないのが特徴です。

「過去の習慣」「過去どういう状態であったか」について述べたい時に使います。

もし訳すとなると、だいたい次のような日本語が当てはまるでしょう。

「昔はよく~をした」

「以前はよく~をした」

「昔はよく~したものだ」

「昔は~であった」

また、used to の発音はふつう「ユースタ」のようになりますが、すぐ後ろに母音で始まる動詞が来る場合などは「ユースト」になるようです。

では、実際に例文を見てみましょう。

She used to play outside
(,but now she doesn’t / but now she rarely does).

彼女は昔はよく外で遊んでいた
(が、今は外では遊ばない/めったに外では遊ばない)

ご覧のように、この used to は過去のことを現在との対比として述べる場合に用いられます。

一応、今はどうかについて(  )の中に書いておきましたが、この(  )の部分はあえて言う必要はありません。

この場合の used to は否定形では次のような形になります。

She didn’t use to study at home
(,but now she does).

彼女は昔は家では勉強しなかった
(が、今では家で勉強する)。

did という助動詞を使っているので used が use というように原型に戻っていることに注意しましょう。

また、ネイティブ・スピーカーは次のように never を使うことも非常に多いです。

She never used to smoke (,but now she does).

彼女は以前は煙草は吸わなかった(が、今では吸っている)。

さらに否定形の一種として次のような形もあります。

これはイギリスで時々使われるそうですが、堅い表現なので別に覚えなくてもいいでしょう。

She used not to smoke (,but now she does).


疑問文
の場合もやはり Did を用います。
Did という助動詞を用いるので、この場合も used は原形の use に戻します。

Did you use to gamble?
– No,I didn’t use to (,but now I do).
/ No,I never used to (,but now I do).

以前、あなたはよくギャンブルをしていませんでしたか?
-いいえ、していませんでした(が、今はギャンブルをします)。

ここで発音について補足説明をしておきます。
上のNoで始まる例文のように、文末に used to が来る場合も発音は「ユースト」となります。


疑問詞といっしょに用いる
こともふつうにできます。

What did you use to play when you were a kid?

子供の頃、何をして遊んでましたか?


There is
構文で用いることも可能です。

There used to be a ten-story building here.

以前、ここには10階建てのビルが建っていた。

いかがでしょうか?

この②の場合の used to では be動詞は用いないということ、それと発音は基本的に「ユースタ」あるいは「ユースト」であることを覚えておいてください。

 

③ be used to + 名詞 or 動名詞 【~に慣れている】

これは一見、最初の受動態として用いるパターンに似ています。しかしよく見ると、be used to の後ろに来るのが動詞の原形ではなく、名詞か動名詞です。

この違いに気を付けてください。

この場合のused toの発音は②の場合とまったく同じで、「ユースタ」または「ユースト」でかまいません。

例文をご紹介しますが、訳文は②のパターンよりも簡単ですね。

Most Japanese are used to earthquakes.

ほとんどの日本人は地震に慣れている。

I am used to him coming late.

私は彼が遅れてくるのには慣れている。

I am used to driving a car.

私はクルマの運転に慣れている。

I am not used to speaking English.

私は英語を話すのに慣れていない。

 

④ get used to + 名詞 or 動名詞 【~するのに慣れる】

これは上の③のパターンの派生形です。

③のパターンでは「すでに慣れている」という一定の状態を表現する場合に用いられました。

このbe動詞を getに変えると「慣れる」という動きをともなうニュアンスを出すことができます。

また、この場合の get は  become に置き換えても同じ意味になります。

とりあえずはgetを用いるパターンだけを覚えておけばいいでしょう。

I am getting used to driving a car slowly but surely.

私はクルマの運転にゆっくりとではあるが確実に慣れつつある。

I’ve been getting used to driving a car slowly but surely.

私はクルマの運転にゆっくりとではあるが確実に慣れて来た。

You will also get used to this taste after a while.

しばらくすれば、あなたもこの味に慣れて来るだろう。

 

このget used toは英会話ではけっこう使えるフレーズですので、ぜひ覚えておきましょう。

 

最後にもう一度おさらいしましょう

used toについて十分に整理できましたか?
大丈夫そうですね?

これだけ理解しておけば、今後、used toで迷うことはないでしょう。

最後にもう一度、別の例文でおさらいしておきましょう。

【単なる受動態】

Many tools are used to repair the Great Buddha.

その大仏を修理するのに多くの道具が使用された。

【以前はよく~していた】

I used to cook for myself when I lived alone.

一人暮らしの頃はよく自炊をしていた。

【~に慣れている】

He is used to speaking in front of people.

彼は人前で話すことに慣れている。

 

【~に慣れる】

I want to get used to driving as soon as possible.

できるだけ早くクルマの運転に慣れたい。

 

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