オンライン英会話

オンライン英会話で早口の先生をあえて指名すべき理由

オンライン英会話のレッスンでたまたま受けた先生が早口だったりすると頭の中が真っ白になってしまい撃沈…なんてことがありますよね。

もちろんそういう場合は次のように言えばいいだけです。

Could you speak a little slower?
(もう少しゆっくり話していただけますか)

でも、その一言でその場をどうにか乗り切ったとしても、
いつかはその英語のスピードに慣れなくてはいけません。

そのためにはどういうレッスンの受け方をすればよいのでしょうか。

先生のイラスト

 

オンライン英会話では早口の先生をあえて指名しましょう

オンライン英会話を受けていると、先生によって話すスピードにずいぶんと差があることに気づきます。

単語が1つ1つ聞き取れるようにゆっくりと話す先生もいれば、容赦なく早口でまくしたてる先生もいます。

そうした中で、ゆっくりと話す先生は生徒からも割と高評価を得やすいようですね。

レッスン後の生徒のコメント欄を見ても、「この先生はゆっくりと話してくださるので助かります」といったことがよく書かれています。

確かにゆっくりと話してくれる先生には英会話教師としての自覚をしっかり持っていらっしゃる方が多く、しかもサービス精神が旺盛な傾向があります。

だからオンライン英会話を始めて間もない頃はそうした先生のレッスンは本当にありがたく感じます。

でも、オンライン英会話に少し慣れてきたら、あえて早口の先生のレッスンを受けることをおすすめします。

少なくとも早口の先生をひたすら避け続けるというのは得策ではありません。

 

そこそこ早口の英語を聞いた方がヒアリング力は向上する

では、なぜ早口の先生のレッスンをあえて受けた方がよいのでしょうか。
その理由は単純です。

早口の英語を聞き慣れた方がリスニング力が向上しやすいからです

逆に、ゆっくり、ゆっくり、1語、1語、区切りながら英語を話されると、頭の中でそれぞれの英単語を日本語に置き換えて理解しようとするクセが付いてしまうんですね。

たとえば次のような感じです。

What (おっ、何か聞いてくるな)

is (どんな質問だろう)

your (ぼくのことを聞いてるのか!)

favorite (好きなものだって?)

food? (食べ物の質問だったのか)

 

確かにこのように単語を区切りながらゆっくり話してもらえると聞き取れるので嬉しくなってしまいます。

しかし実際はこれはヒアリングというより、頭の中に文字を思い浮かべてそれを読んでいるわけで、実質的にはリーディングと同じです。

そしてたまたま早口の英語に当たってしまうと、今度はもうそれぞれの単語を頭の中で翻訳するヒマがないものだから、全く付いていけなくなるというわけです。

 

考えてみると、ぼくたち日本人どうしが日本語で会話する時、相手の言葉を1語1語、区切りながら聞いているわけではありません。

いくつかの言葉の集まりを1つのかたまりとして、あるいは1つのイメージとして頭の中に取り込んでいるわけですよね。

 

たとえばマンガを読む時のことを思い出してください。

まず絵だけを見て、次に吹き出しを見て、それからその1コマ全体をもう一度整理して見る…なんてことはしていません。

絵と吹き出しとを1つのイメージのかたまりとして脳の中に放り込んでいきますよね。

言語のヒアリングというのもそれとまったく同じだと思います。

さっきの What is your favorite food? も1つの「かたまり」として頭の中に放り込んだ方が早いのです。

 

早口の英語って結局は「聞き流し教材」と同じじゃないの?

「早口の英語を聞いた方がいいって言われても、結局それって「聞き流し教材」と同じではないのか…」

「赤ちゃんならともかく、そこそこの大人が意味も分からないまま相手の早口英語を聞いてたってヒアリング力は付かないよ!」

確かにもっともな意見です。

ヒアリング力が全くない状態、つまりゼロの状態を最初の「1」に変えるには、まずゆっくりめの速度の英語を聞いた方が絶対にいいでしょう。

しかし、その「1」を「2」や「3」に増やしていくには、作戦を考えなければいけません。

 

そこでオススメの方法があります。
これはぼくが実際にやっている方法です。

もし指名が自由にできるオンライン英会話をやっていらっしゃるなら、おそらく皆さんにはお気に入りの先生がいると思います。

そこで提案ですが、毎週、レギュラーで必ず受けるお気に入りの先生を3人確保しましょう。

ただし、それぞれ話すスピードが違う先生を選ぶのがポイントです。

1人は早口、1人は普通、1人はゆっくり、というように、3種類の速度を受けられるように先生を選び、それらの先生のレッスンをできれば毎週バランスよく受講します。

そうすると、早口の先生のレッスンは最初のうちは聞き取れなくて心が折れるかもしれませんが、次の日はゆっくり目の先生を受けることで気持ちを立て直すことができます。

 

毎週1回でも早口の先生のレッスンを受け続けるメリット

早口の先生の英語というのは最初は抵抗があるかもしれません。

しかし早口の先生を毎週1回でもいいから受け続けるという習慣を持っていると、そのうち普通の速度で話す先生のレッスンがさらにわかりやすくなります。

それを続けていくと、やがてゆっくりと話す先生のレッスンが少しもの足りなくなってくるかもしれません。

それは自分のヒアリング力が向上した証拠ですが、だからと言ってその先生のレッスンをもう受けないということではありません。

オンライン英会話をやっていると、時にはスランプになったりする場合もあるでしょう。
そういう時、ゆっくり話す先生のレッスンを受けると意外に癒されたりします。