英会話の学習法

英会話の練習でシャドーイングはやめた方がいい理由

口げんか

英会話の勉強法の1つにシャドーイングという有名な勉強法がありますよね。

実はこれ、英会話の中~上級者にはいいかもしれませんが、初心者がやってもまったく意味がありません。

意味がないだけならまだしも、逆に英語がいっそう下手になるかもしれません。

驚いた人もいると思いますが、今回はその理由についてじっくりと書いてみたいと思います。

結論から言えば、初心者がシャドーイングをやると下手になる

私も以前、英語を独学していた頃、シャドーイングをやっていた時期があります。
でもこれは少なくとも初心者が手を出すものではない、ということに気づいたのです。

それどころか、中級者もやめておいた方がいいだろうし、上級者もよほどの目的がない限り、シャドーイングをする意味はないだろうと思うようになりました。

シャドーイングはすでに英語がしゃべれる人が行う練習法

口げんかの得意な人って、ものすごい早口でまくしたてますよね。

それをボイスレコーダーで録音しておいて後で聞いてみると、全然たいしたことは言っていなかったりします。

…なのに、けんかの時はその人のしゃべりに圧倒され、こちらの脳ミソは完全にフリーズしてしまうわけです。

それを克服するために有効な練習方法が実はシャドーイングです。

ボイスレコーダーに録音した相手の声にやや遅れる形で相手の声をなぞって行き、相手の話のスピードに反応できるように脳ミソの反射神経を鍛えるというわけです。

言うまでもなく、シャドーイング練習を行うには、シャドーイングをする相手と同じ言葉が話せなければ意味がありません。

だから、英語を話せない人が英語を話せるようになるためにシャドーイングを行っても意味がないということです。

ただ、そこそこ英語をしゃべれる人がさらに英語の反射神経を鍛えるためにシャドーイングをする分には意味があるかもしれません。

初心者がシャドーイングをすると発音が下手になる

たとえば日本語のドラマを観ながら、その登場人物のセリフをシャドーイングしてみてください。

当然、同じ日本語だから簡単にできるとは思いますが、この時、自分の日本語の発音がどのようであるかをちょっとだけ意識してもらえますか?

きっとめちゃくちゃな発音になっていると思います。

シャドーイングは言語を使う上での反射神経を鍛える練習にはなりますが、そのかわりに発音は犠牲になります。

たとえばYouTubeでシャドーイングのお手本を見せている人がいます。
当然、彼らは英会話の上級者でしょう。
ところがシャドーイングをしている最中の彼らの発音にちょっと注意をしながら聴いてみると、かなりめちゃくちゃな発音になっています。

もし初心者が最初からこのシャドーイングに手を出すなら、将来、もう矯正しきれないほど下手な発音を身に付けてしまう危険性があるでしょう。

 

あらためて英会話を独学する方法を考察してみる

「シャドーイングがダメだというなら、いったいどういう独学をやれば英会話が身に付くんだ?」と文句を言われそうです。

そこで、英会話の独学を失敗しまくってきた私が「今だからこそわかる正しい英会話の独学法」を提案します。

なお、中学生英語はもう大丈夫という前提でのお話ですから、中学生の英語が不十分な方は中学生用の参考書を1冊仕上げてください。

単語は1語1語の発音をしっかりと覚える

よく「英語は音の変化を覚えることが大切だ」と言われます。

たとえばput itの発音が「プティット」「プティッ」「プディッ」と変化することを覚えておかないとヒアリングができるようにならない、といった話のことです。

でも、それより大切なことは1語1語の本来の発音をしっかりと覚えることです。

そのためには発音記号だけで発音を確認するのではなく、ネット辞書などを使って必ず音声も聞き、ネイティブの発音を確認するようにしましょう。

そして、そのお手本通りに1語1語を発音できるようにしておけば、後々必ず英会話の中に生きて来ると思います。

では、ちょっと練習問題をやってみましょうか。
次の2語を正しく発音してみてください。

① heart (心臓)

② heard (hearの過去形・過去分詞形)

[解説]

①と②は語尾が「 t か d かの違い」で、カタカタで書くと「ハート」「ハード」というように、とても似ています。

でも、「ハー」の部分の発音は全く違います。
①は明るい「ハー」、②は暗い「ハー」です。
ネット辞書などの音声で確認してみてください。

 

英語で自己紹介ができるようにしておく

英会話の基本は自己紹介だと思います。

そこで自分について様々な角度からしゃべれるように、あらかじめ自己紹介文を何パターンも作っておきましょう。

ただしゼロから英作文をする必要はありません。

自己紹介の文例はネットや書籍でたくさん紹介されているので、それらを参考にいわゆる「英借文」をするのです。
つまり主語を自分に変え、述語も自分に関係あることに変えてしまうのです。

そうやって英借文した文例を丸暗記しておきましょう。
さらに同様のことを相手にも聞けるようにしておくことが必要です。

自己紹介で手を差し出す女性

1日をすべて英語でナレーションする

これは1日の自分の行動をすべて英語で独り言で説明してみる、ということです。
難しい表現を使う必要はないので、簡単な「単文」の連続でナレーションしてみてください。

英会話に必要な反射神経の鍛え方

シャドーイングは反射神経を鍛えるトレーニングだと言いましたが、もっと英会話に生きる反射神経の鍛え方があります。

それはテレビを観ながら出演者に対して英語で突っ込みを入れる、という方法です。

慣れてきたら英語の動画やビデオを観て、英語で突っ込みを入れてみてください。
この場合、突っ込みどころを探しながら英語の動画を観ることになるので、リスニング力を養うトレーニングにもなるでしょう。

リスニングにはやはり海外ドラマがベスト

何やかや言って英語のドラマはリスニングの練習に役立ちます。
でも、どのドラマを観るかが問題ですよね。

おすすめなのはやはり定番の『フレンズ』なのですが、残念ながらネットフリックスでの配信がなくなってしまいました。
そこで『フレンズ』のブルーレイかDVDの全巻セットを買ってしまえばいいと思います。

独学の費用としては書籍よりも高めですが、英会話スクールに行くことに比べれば安いものだと思います。

 

何年たっても英会話がマスターできず、ついに限界を感じたら…

他の記事でも書きましたが、私自身のことをここでも少し書いておきます。

私は30歳の頃から英会話の独学を20年間もやってきました。
と言っても、何回も挫折し、空白期間があるので20年間たっぷりというわけではありませんけど…。

そして英語を話せないままついに50代となり、一念発起してDMM英会話に入会したのです。

するとわずか1年半ほどで英語がしゃべれるようになりました。

結局、独学より他人に習った方が早かったというわけです。

私は何をするにしても独学にあこがれる人間です。
心のどこかで「独学でなければ意味がないんだ!」とさえ思っていました。

しかし結局、「素直に自分を他人にゆだねた方がうまくいくこともある」ということを、私は50代になって知りました。

 

毎日、オンライン英会話をやっているといろんな気づきがあります。
もし、ご興味があれば次の記事が参考になるかもしれません。

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