便利な英語表現

reject はほとんど門前払い、refuse は一応スジを通して断る

reject&refuseと書かれたカード

reject とrefuse、どちらも「断る」という意味があって、しかもカタチがとても似ています。
だからと言ってどちらを使ってもいいわけではありません。
その使い分けのルールについて、決定的な部分を超わかりやすく説明します。

 

▼こちらの記事に他の重要表現もまとめてあります
日本人が苦手にしやすい英語表現【便利なのに知らないと大損】

reject とrefuse は同じ「断る」でもニュアンスが違う

知人の女性に
「オンライン英会話はすごく楽しいから、あなたもやってみませんか?」
と誘ったところ、即座に
「私には無理」
と言われたことがあります。

この間のDMM英会話のレッスンでそれを思い出し、先生にその話をしました。
ところが話している途中、

She rejected my suggestion…、ん? refused? reject?

と、どちらの単語を使うのか一瞬わからず、首をかしげていたら

rejected your suggestion

と先生が助け舟を出してくれました。

確かにそうなんですが、迷ってしまうというのは自分自身きちんと理解できていなかったということです。

今回はその時のレッスンの復習も兼ねて、このreject とrefuse のニュアンスの違いを整理してみました。

ちなみにreject とrefuseの頭についている「re」return の「re」だから「こちらから相手に戻す」つまり「差し戻す」という意味ですね。

後は「-ject」と「-fuse」の違いをはっきりさせればよいだけです。

 

reject は考えるまでもなく断る

「je」というのは語源的には「投げ捨てる」という意味です。
たとえばジェット機という場合の「jet」には「噴射する」という意味があります。

また、「反対」という意味の接頭語「ob」を付けると「object」つまり「反対する、異議を唱える」という意味の単語になります。

これらの例からわかるように、カキーンと打ち返すように反射的に断る場合に使うのが「reject」です。

だから、熟慮を重ねた結果として断るのではありません。
いわゆる「けんもほろろに断る」という場合の断り方が「reject」です。

rejectの意味
投げ返す   つっぱねる
はねつける  あっさり断る
受け付けない

ちなみに医学用語としての「拒絶反応を示す」という場合も「reject」を使います。

「reject」を使う機会としては立場が対等の人や目下の人からの要望や誘いを断る場合が考えられます。

だから目上の人からの頼まれごと、上司からの命令を断る場合には「reject」は使わない方がいいでしょう。

ただし、私が知人にオンライン英会話をやってみないかと誘って断られた時の表現が

She rejected my suggestion.

となるのは、お互いに対等だからということもありますが、それよりも、その彼女の断り方があまりにも「けんもほろろ」という感じだったからです。

では、次に「reject」を使った例文を上げておきます。

She rejected my idea right away.
彼女は私の発案を即座に断った。

Our appeal to the government was rejected with no explanation.
政府への私たちの訴えは説明もなく却下された。

The government rejected a proposal for peace.
政府は和平の提案を拒絶した。

 

refuse はスジを通して断る

「fu」は語源的には「流れる」という意味があるそうです。

つまりドロドロ~っとした液体に関係しているわけだから、これだけで「何かいろいろワケありっぽいな…」という感じがしてきますよね。

「外へ」という意味の接頭語「e」を付けると「effuse」(流れ出る)になります。
「いっしょ」という意味の接頭語「con」を付けると「confuse」(混乱する)になります。

そういえば「fusion」(融合)という単語もありました。

いずれにせよ、さっきのジェット噴射的な断り方をする「reject」とは違って、押し寄せてきた波を「こっちにも事情があるんで、ごめんなさーい」と言って押し戻すのが「refuse」です。

この「refuse」は目上の人からの要求を断る場合にも使えるし、また先ほどの「reject」よりは作法を心得たというか、スジを通した断り方だといえます。

refuseの意味
きちんと断る
スジを通して断る
丁寧ではあるがしっかりと断る

次に「refuse」を使った例文を上げておきます。

I refused to go with him.
私は彼と行くのを断った。

The citizen refused to obey the new law.
市民たちはその新しい法律に従うことを拒否した。

He refused help from his old friends.
彼は旧友たちの助けを断った。

 

reject と refuse を使う時の注意点

「refuse」の場合はその後に to不定詞をつなげることができます。

refuse to do というカタチで使える

つまり今、上に上げた例文の通り、

I refused to go with him.

という言い方が可能です。

ところが「reject」の場合は後ろにto不定詞をつなげることはできません。
しがたって次のようになります。

I rejected going with him.

(× I reject to go with him.)

また「refuse」の場合はスジを通した断り方なので、たとえばパーティーに誘ってもらったんだけど用事があって行けない場合、次のような表現はとても自然です。

I refused his invitation.

彼の招待を断った。

ところがこのように誰かからの招待を断る場合、「reject」を使うのは不自然です。
なぜなら「reject」を使うと、せっかくの招待を「つっぱねた」というニュアンスになるからです。

× I rejected his invitation.

さらにもう1つ付け加えるなら、せっかく招待されたパーティーなどをやむを得ずお断りする場合は「辞退する」あるいは「丁重にお断りする」という意味の「decline」を使った方がさらにいいと思います。

〇 I declined his invitation.

 

reject と refuse の説明は以上となります。

このようによく似た単語の違いに気づけるのもオンライン英会話のおかげです。
ということで、あなたにもオンライン英会話をおすすめしてみたいのですが、いかがですか?

Do you reject my suggestion, too?

 

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