英会話の学習法

50歳を過ぎて英会話を始めてもリスニング力は伸ばせる

耳に手をあてている人

[質問]
50歳を過ぎてますがオンライン英会話を始めようかと思っています。
でも、まったくの未経験だし、特にリスニングが心配です。
この年齢になると耳も衰えていると思うのですが、
はたして相手の話す英語が聞き取れるようになるでしょうか?

結論から言えば、ぜんぜん大丈夫です。
その理由を述べるとともにと、
50歳を過ぎてからの英語リスニング練習のコツをお話しします。
これは私自身で実証済みの練習方法です。

英語のリスニング力と年齢はあまり関係ありません

確かに耳年齢という言葉があって、それを調べるためにモスキート音、つまり蚊が鳴くような高周波の音が聞こえるかどうかを調べるテストがありますよね。

でも、言葉による音声が聞こえるかどうかはまったくの別問題です。
「人の言葉を聞きとる」というのは、その言葉の音色(ねいろ)を判別することです。

だから「音色を判別する力」さえ養えば、50歳を過ぎてからでも十分にリスニング力を鍛えることができます。

これは一種の「耳を肥やす」練習だと思ってください。
(具体的な練習方法は後で述べます)

ですから心配するよりも、まずは英会話の勉強を始めてみた方がいいでしょう。

 

私も50歳から英会話を始め、短期間でリスニング力が向上した

私がオンライン英会話を始めたのは50歳を過ぎてからです。
最初は外国人の先生が話す英語が「意味不明な音声」にしか聞こえませんでした。

ところがレッスン回数を重ねるうちに、徐々に先生の英語が「意味ある音色」に聞こえ出したのです。

私もまた50歳になる以前は英語をまったく話せない人間でしたので、特別な才能があるわけでないことは理解していただけると思います。

ただし、何回も何回も英会話のレッスンを受けているうちに、リスニング練習の仕方にもコツがある、ということに気づいてきました。

その練習のコツについて、次にお話してみたいと思います。

 

20代や30代の人向けのリスニング練習をやってはいけない

リスニングの練習というと、大まかに言って次の2種類の練習方法が有名です。

① 大量の音声の聞き流し
② シャドーイング

①の聞き流しについて言えば、これはたとえば朝から晩までずっと英語を聞きながら生活するといった方法です。

1日中は無理でも、毎日の通勤電車の中でヘッドフォンをして英語の音声教材を聞いている人とかはいますよね。

②のシャドーイングは10年くらい前から話題になってきた練習方法で、ネイティブが話す英語にちょっと遅れながら自分も影のように付き従って声を出していく、という練習方法です。

これはもともと同時通訳者の練習方法だったそうですね。

今、日本人がやっている英語のリスニング練習は多かれ少なかれ①か②のどちらかだと思います。

でも実を言うと、50代から英会話を始めた人にとっては①と②のどちらも有効な練習方法ではありません。

まず、①の練習方法はそこそこの気力と体力がなければ無理です。
さらに言うなら若い頃のように無限とも言える練習時間が必要でしょう。

50代ともなれば、できる限り短期間の勝負で英会話をマスターしたいところなので、この練習方法はおすすめできません。

次に②の練習方法についてですが、このシャドーイングという練習方法には瞬発力が必要です。

でも残念ながら、50代になると20代や30代の頃のような瞬発力は衰えてきます。
だからこの方法も除外した方がいいと思います。

 

相手の英語をスルメをかみしめるように聞く

スルメ

若い頃のような気力も瞬発力もない、しかし50代には「物事にじっくり取り組む力」があります。

そこでおすすめしたい方法が「スルメ作戦」です。
その具体的な方法をお伝えします。

オンライン英会話を始めるということですから、であれば毎回必ずレッスンを全部録画してください。
そして毎回、レッスンが終わった後、すべて聞き直すのです。

特に先生の英語で聞き取れなかった部分は何十回でも聞き直しましょう。
たとえば聞き取れない部分が10秒あるとすると、その10秒の部分を徹底的に聞き直すのです。

つまり、小さなスルメを口の中でじっくりかみしめるように、聞き取れなかったところを何度も何度も聞き直すのです。

また、言っている内容がわかってきたら、ここで初めて先生の音声に合わせてちょっとだけシャドーイングしてみましょう。

「あれっ、シャドーイングはよくないって言ってなかったっけ?」
はい、最初から最後まで全部をシャドーイングするのはお勧めしません。

でも、ここで言うシャドーイングとは「スルメ作戦」で聞き取れるようになった難解部分を確実に自分のモノにするために、その部分だけをシャドーイングするということです。

同じ先生のレッスンでこの練習を繰り返していくうちに、やがてその先生の発音のクセがわかってきます。

そうなるとレッスン全体を通して先生が何を話しているかもしだいに理解できるようになってくるでしょう。

そこまで行けば、今度は別の先生で同じことをやってみるのです。

そうやっていろんな人の英語に耳を慣らしていくうちに、英語のリスニング力がどんどん付いてきます。

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英語のリスニングは才能の問題ではありません

「スルメ作戦」で英語のリスニングが上達するなんて、才能とかセンスの問題じゃないか?と思う人もいらっしゃるでしょう。

でも、私は50代になって英語を学び直した時、実を言えばthinkの過去形thoughtさえ辞書を引かなければわからないほど英語を忘れていました。

そんな私でもできるようになったわけですから、たいがいの人なら大丈夫です。

ですから最初にも書いたように、心配していても仕方ないので思い切って英会話のレッスンを始めてみましょう。

思っていたよりも楽しいだろうし、実を言えば50歳を過ぎてからの方が英会話は上達するかもしれませんよ。

▼ここでヒアリング関係の参考記事を2つご紹介しておきます。

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ここでご紹介した方法は自分自身が毎日オンライン英会話でやっている方法です。
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