便利な英語表現

ずっと住んでる live in Tokyo、今だけ住んでる living in Tokyo

live in Tokyo or living in Tokyo

「私は東京に住んでいます」
これを英訳する場合、ちょっと英語をかじっている人なら、

I live in  Tokyo.
I am living in Tokyo.

の2通りの言い方があるのをご存じかもしれません。
でも、どういうルールで使い分けるかは知らない、という人もいらっしゃるでしょう。

そこで今回はそのルールを説明する前に、まず
「そもそも現在形と現在進行形の違いって何だ?」
という根本から明らかにします。

その上で
「ああ、だからlive inとliving inはこういう違いがあるんだな!」
と腹の底から納得していただけるように解説してみたいと思います。

 

▼こちらの記事に他の重要表現もまとめてあります
日本人が苦手にしやすい英語表現【便利なのに知らないと大損】

そもそも現在形(live in)と現在進行形(living in)の違いは?

ごはん

Japanese eat rice.
日本人はコメを食べる。

上のセンテンスの中でeatは現在形として使われています。

この場合、日本人であってもご飯を食べずにパンを食べる日もあれば、中には麺類が主食だという人もいるでしょう。

でも、日本人一般はやはりご飯を食べる民族で、おそらくこの日本列島で数千年前からコメを食べ続けていて、おそらく今後もコメを食べ続けると考えられます。

また、朝はパン、昼はラーメンの人も、夜はご飯をしっかり食べる、それも毎日、繰り返し食べ続ける、という食生活を送るのが一般的な日本人です。

つまり一部の例外はあるかもしれないけれど、概論として「日本人はコメを食べる」民族であり、しかも1度や2度ではなく繰り返し何度もコメを食べる民族だ、ということを、このセンテンスでは表現しています。

このように、ある行為が繰り返し行われる場合、その行為を表現する場合は(普通の)現在形を使うというルールがあります。

 

では、逆のパターンを考えてみましょう。

Look! That foreign tourist is eating rice with chopsticks.
ほら見て!あの外国人観光客は箸でご飯を食べてるよ。

もちろんこの外国人は母国に帰っても毎日ご飯を箸で食べているかもしれませんが、しゃべっている人から見ると、この外国人が箸を使ってご飯を食べるという光景は一時的なものに見えるわけです。

このように、(話している人から見て)永続性がなく、一時的と思われる行為のまっ最中である場合、その行為に対しては現在進行形を使うわけです。

 

もっと簡単な例をあげてみましょう。

I love you.
I am loving you.

この違いがわかりますか?
I love you.と普通の現在形を使う場合は「あなたのことを永遠に愛します」という意味になります。

一方、I am loving you.と現在進行形を使うとだと「今は君が好きだよ(今後はわからないけど)」という意味になってしまいます。

 

習慣的に繰り返し行われる動作の場合は普通の現在形を使う

では、普通の現在形を使う例をいくつかあげてみましょう。

He is Japanese, but he speaks English, too.
彼は日本人だが、英語も話します。

この場合、日本人の「彼」は日頃は日本語を使うと思いますが、英語を話す能力もあるので必要があれば英語も話せますよ、という意味です。

 

I study English afer dinner everyday.
毎日、夕食の後、私は英語を勉強します。

「私」は昨日も今日も、そして明日も明後日も、毎日、夕食の後に繰り返し英語を勉強する習慣を持っているわけですよね。
だから普通の現在形を使っています。

 

たまたま今、ある行為をしている最中の場合は現在進行形を使う

勉強している女の子

今度は現在進行形を使う例をあげます。

Be quiet! He is speaking.
静かに!彼が話している最中だよ。

この場合、今、しゃべっている最中だという部分に焦点をあてて表現をしているので現在進行形を使っています。

おそらく数分間しゃべった後、「ご清聴ありがとうございました」ということで「彼」はステージから降りてくるでしょう。

でも、その「彼」が今後、何度も繰り返しスピーチをするということは書かれていません。
だから「今、たまたまスピーチをしている最中だ」ということで現在進行形を使うのです。

 

I am studying English because I want to work overseas someday.
いつか海外で働きたいので、私は英語を勉強しています。

「私」は「海外で働きたい」という目的があって、その準備として、今、英語を勉強しているだけですよね。

いずれ英語がしゃべれるようになるでしょうし、完全にペラペラになったら今のような勉強はしなくなるでしょう。

だから「たまたま今、英語を勉強している最中だ」ということで現在進行形を使っています。

 

ところで、この「私」は「私は英語を勉強しています」と話しているこの瞬間、実際に英語を勉強しているのでしょうか?

実はカフェで友だちとコーヒーを飲んでいる最中かもしれないし、夜、ベッドに入る直前に誰かと電話で話しているところかもしれません。

つまり、現在進行形だからと言って、本当にリアルに「今、その行為をしている最中」とは限らない、ということです。

これは日本語でも同じような感覚で言葉を使うので、何となくわかると思います。

 

live inとliving inの違いを知る前に、もう少し理解したいこと

仕事している女性

ここまで読んでくださった方はlive in Tokyoとliving in Tokyoの違いが何となく見えてきたと思います。

でも、もう少し例を見ながら現在形と現在進行形の違いをはっきりとさせておきましょう。

What do you do?
職業は何ですか?

What are you doing?
(今)何をしているところですか?

最初の What do you do? は直訳すると「(いつもは)何をしていますか?」になります。

つまり「毎日、あなたは習慣として、繰り返し繰り返し何をやっているのですか?」と聞いているわけで、それが転じて「相手の職業を聞く時の決まり文句」として使われるようになりました。

2つめの What are you doing? はたとえば誰かに電話をかけて「今、何やってるの?」と聞く場合などに使います。

これはあくまでも「たった今、何をやっている最中ですか?」と聞いているわけですね。

 

She works from morning till evening everyday.
彼女は毎日、朝から晩まで働いている。

She is working this week, but she will take days off next week.
今週、彼女は仕事だけど、来週は休みをとるよ。

最初のセンテンスは「彼女」が習慣として、「毎日、繰り返し繰り返し朝から晩まで仕事をしています」ということで現在形を使っています。

2つめの方は「たまたま今週は仕事をやっています」という期間限定での行為を示す表現ですよね
だから現在進行形を使っています。

 

これでわかった!! live inとliving inの違いと使い分け

I live in Tokyo.
I am living in Tokyo.

上の2つのセンテンスを直訳すると、いずれも

「私は東京に住んでいます」

となります。

でも、ニュアンスは違います。

I live in Tokyo.は
「ずっと住んでいて、今後も当分、東京以外に引っ越す予定はない」
という場合に使う表現です。

I am living in Tokyo.は
転勤などでよく引っ越しをする人の場合などに使い、
「たまたま今は東京に住んでいるけれども、この先はまだわからない」
という場合に使います。

 

live inとliving inの使い分けをbe動詞に応用すると…

とりあえず普通の現在形と現在進行形の使い分けのルールはわかりましたよね。
一応、下のように整理しておきましょう。

習慣的に、繰り返し行われる動作
→普通の現在形

たまたま今だけ、ある行為の最中
→現在進行形

 

ここまでの説明は一般動詞の場合でしたが、be動詞を使っても同じようなルールが適用されます。

She is kind.
彼女は親切だ。

I wonder why she is being so kind today.
今日、彼女はなぜあんなに親切なんだろう。(何かたくらんでいるのかな?)

この例だと明白だと思います。

最初のセンテンスでは「彼女は親切な性格をしていて、それはずっと変わらない」という意味で使っています。

一方、2つめのセンテンスでは「日頃はさほど親切でもないのに、なぜか今日に限って親切にしてくる…何かたくらんでいるのかな」という意味です。

 

逆にこれを現在進行形を使わず、普通の現在形を使って書くと次のようになります。

I wonder why she is always kind.
彼女はなぜいつも親切なんだろう。(常に人に親切にできるってスゴイなあ)

 

現在形と現在進行形の違いなんて、あまり重要だと思わないので勉強しない人が多いと思います。

でも、こういう基礎的な文法って、地味に大切ですよね。

ナマの外国人と会話をする中で少しずつ覚えていきましょう。

 

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