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『Instant Word Power』で英単語力と英語脳を養成しよう

英語脳

今回は人気のボキャブラリー本、『Instant Word Power』をご紹介します。
これはアメリカで出版されているペーパーバックの安っぽい本ですが、中身はめちゃくちゃ良書です。

それなのに値段は800円かそこらです。
(値段はけっこう変動するようです)

買って損はない本です。

 

単なる語彙力増強本ではなく、英語脳を鍛えられる本

この『Instant Word Power』を執筆したノーマン・ルイスさんという方はもうお亡くなりになりましたが、アマゾンの説明によればブルックリン出身の有名な文法学者であり、辞書編集者であり、語源学者だそうです。

この本はアメリカのみならず、世界中の英語学習者に人気のある本ですが、私にとっては生まれて初めて買った記念すべき洋書です。

そして、英語は英語で勉強すればいいんだ、ということを教えてくれた大切な本でもあります。

私がもしこの本に出合っていなかったらオンライン英会話で外国人から直接英会話を教わるなんて考えもしなかっただろうし、今でもあいかわらず成果の出ない独学に明け暮れていたと思います。

タイトルを読めばわかるように、この本はまさに英単語の語彙力増強本です。
しかし、日本人の英語学習者が使う場合、この本はちょっと違う意味合いを持ってくるように思います。

それは単なるボキャブラリー本ではなく、英単語を勉強しつつアタマの中を英語に変えていってくれる本、つまり英語脳を作ってくれる本だということです。

 

『Instant Word Power』は自然と英語を英語で読んでしまう本

この本ではそれぞれの英単語の意味をラテン語の語源にまでさかのぼって説明しています。

しかしただ単に単語の意味を説明するだけなら普通の英英辞典でもやっていることですが、この本の特徴は別のところにあります。

それは読む人に、ごく自然に英語で理解させてしまう不思議な文体を持っているということです。

この本ではとにかく1つの単語をいろんな角度から手を替え品を替え、繰り返し繰り返し説明をします。

次の単語に移ってからも、そろそろ忘れたかなという頃にまた前の単語を出してきます。

読んでる方は「しつこいなあ、もう…」と思いながらも、知らないうちにたくさんの英単語を叩きこまれていきます。

しかもそのテンポがいいので、読みながら頭の中で日本語に訳している暇がありません。
だからごく自然に英語を英語で理解していく読み方になってしまいます。

そして気づいた時にはなんとなく英語脳になっている、という具合です。

 

頭の中で和訳しながら読んでいると逆にめんどう…

ここで1つ、本書の一部を少しだけ抜き出してみましょう。
(こういうカタチなら著作権侵害にはなりませんので)

これはstationary(静止している)とstationery(文房具)の意味の違いを述べている部分です。

Stationary-Stationery
Stationary means staying in one place, not movable.
(Observe the a in stationary and in stay.)
Stationery refers to paper and whatever supplies are used with paper
-pens, pensils, erasers, envelopes, etc.
So,
: –ary: standing still; staying in one place
: –ery: paper, etc.

つまり a に関係あるのは stationary で、e に関係あるのは Stationery だといっているわけですね。

こじつけじゃないかという批判はあるかもしれませんが、この説明文を読んでいて頭の中で日本語に訳しながら読んだりするでしょうか?

これは逆に英語として読まないと理解しづらいと思います。

この部分だけでなく、この本の最初から最後まで、どのページのどの説明も英語として読まないとわかりづらい作りになっています。

だからこそ読みながら英語脳になってしまうというわけです。

 

『Instant Word Power』を使う上で注意すべき点2つ

発音の表記の仕方が違う

この本には普段、私たちが辞書などで見ているものとは違うタイプの発音記号(?)が使われています。

最初はちょっととまどうかもしれませんが、本の最初に発音表記の読み方について書かれたページがあるので、そこを見ればだいたいわかると思います。

発音の表記に関しては“慣れ”ですね。

説明文の中に知らない単語が出て来た場合

1つ1つの語彙が英語で説明されているのですが、当然、その説明文の中に知らない単語が出て来ると思います。

でも、全部調べていては前に進みませんので、よほど気になる単語だけ調べることにして、あとは「わかったつもり」で読んで行った方がいいと思います。

確かに意味不明の単語が次から次へと出て来ると、悶々としながら読み続けることになってしまいます。

でも、ずっと後の方まで読んで行くと、おぼろげながら意味が分かってくる場合があります。

そういう読み方が英語脳を鍛える訓練になっているんだと思ってください。

 

『Instant Word Power』 は英語学習者には最強の暇つぶし本

やっぱり英語を英語で習う、というのはすごくいいですよね。

私はこの本を読んだことで英語学習のやり方を根本的に変えた方がいいと思いました。

そして最初にも書きましたが、初めてオンライン英会話をやってみようかという気持ちになりました。

はっきり言って、この本をマスターすればTOEICで何点取れる単語力がつく、という本ではないかもしれませんが、ただ、英語脳を作るにはとてもよい本だと思います。

暇つぶしに読んでも十分役に立ちます。