便利な英語表現

feel like(そんな気がする)で自分の考えをやんわり伝える

feel likeと書かれたカード

自分の意見を求められた時、
I think ~.(私は~だと思います)
と言い切るほど強い考えを持っていない場合、
I feel like ~ という言い出しを知っていると超便利です。

特に英会話を習いたての場合、この言い出し表現を知っているだけで外国人と気楽に意見交換できるようになります。

 

▼こちらの記事に他の重要表現もまとめてあります
日本人が苦手にしやすい英語表現【便利なのに知らないと大損】

feel like は「~のような気がする」

たとえば「あなたは間違っています」という意味の英語表現を考えてみましょう。

You are wrong.

このように人からいきなり結論のように言われると、誰でも少しカチンときます。
「なんでだよ!?」
って思いますよね。

そこでちょっと言い方を変えて

I think you are wrong.

あなたは間違っていると思う。

このように言えば、一応、何らかの根拠があり、そこから論理的に導き出した結論ですよ、というニュアンスは伝えることができそうです。

でも、相手はにしてみれば、その根拠とやらが気になります。

「じゃあ、そう思った理由を聞かせてもらおうじゃありませんか!」
と、相手は冷静に返してくるかもしれません。

いずれにしても、何だか無用の議論をふっかけているようで、日本人としては避けたい展開ですよね。

そこでこう言う場合、feel like を使えばやや遠回しの表現になるため、言い方に柔らかさが出ます。

I feel like you are wrong.

あなたは間違っているような気がする。

このように言えば、「あなたが悪い」と確信を持って言っているというより、「な~んとなくそう感じるんだよね」という気持ちをやんわりと伝えることができます。

これは「あくまでもそう感じただけ」なので、相手がもし強く反論してきたら、「あっ、やっぱり気のせいだったんだね、ごめんね」と言って退却することもできそうです。

この言い方を覚えておくと、英語で人に自分の考えを伝えるのがラクになります。

何でもかんでも論理をアタマの中で完成させてから言わないとダメだ~という必死感がなくなり、肩の力を抜いて英会話をできるようになるでしょう。
(ただし過剰に使用すると、何だかアタマでものを考えない人間のように思われるかもしれないので注意しましょう)

さて、このフレーズのポイントは次のような形で使用することです。

feel like + 主語 + 述語

もちろん次のように言ってもかまいません。

I feel like you are not right.

あなたは正しくないような気がする。

こう言ったからといってどうなるワケでもないのですが、一応、相手をやんわりと否定できています。

ついでにもう少し例を書いておきましょう。

He felt like he was watched by someone.

彼は誰かに見られている気がした。

I feel like sometning fun is happening.

何か楽しいことが起こる気がする。

これらの例のように、何かを言い切る確信はないけれど、でも「そんな気がするんだよな」という場合にも使えます。

 

“feel like doing”はまったく別物! 「~したい気がする」

“feel like”のカタチをとる表現には次のようなパターンもあります。

I feel like taking a rest.

ひと休みしたい気がする。

I feel like eating large-size ice cream.

Lサイズのアイスクリームを食べたい気分だ。

つまり、この場合は次のような意味になります。

feel like doing

「~がしたい」「~したい気分だ」

さらにこの表現ではしばしば動詞の部分が省略され、いきなり名詞が来ることがあります

I feel like (taking) a rest.

ひと休みしたいなぁ。

I feel like (eating)large-size ice cream.

Lサイズのアイスクリームを食べたい気分だ。

 

先に説明した feel like とこの feel like + doing を同じ仲間だと思っている人がいます。

特に海外の辞書(英英辞書)やネイティブスピーカーによるYouTubeでの解説などではこの2つの feel like が一緒に説明されている場合がよくあります。

でも、この2つの feel like は文法的に考えると全然違うものです。
むしろネイティブではない日本人の方がこの違いが気になるのかもしれませんね。

では、この2つの feel like の何が違うかと言うと、それは like が違うんです!!

最初の方は

feel like + 主語 + 述語

というように、like の後ろには「S+V」という「節」が来ますよね。
ということは、この場合の like は接続詞です。

一方、2番目をご覧ください。

feel like + doing(または名詞)

この場合、like の後ろに動名詞や名詞が来ることからわかるように、この like は前置詞なんですね。

この違いをしっかりとおさえておきましょう。

 

“It feels like~”の“It”って何だ?

ここでもう一度、最初の“feel like”に戻りましょう。

I feel like you are wrong.

このセンテンスが次のように書かれることがよくあるのですが、意味は上とまったく同じです。

It feels like you are wrong.

「はっ、It って何だろう?誤植?」と思ってよく見ると、feels って三単現の s もちゃんと付いているから誤植ではなさそうだし…、じゃあ、この It はいったい何なの?と思うわけです。

実はこの It は形式主語です。

It rains.

雨が降る。

の It と同じですね。

それで人によっては次のように解説する人もいます。

I feel like you are wrong.(主観的な思い)

It feels like you are wrong.(客観的な思い)

こうなると、下の方の It feels~ はますます日本人の好きな「あいまい表現」って感じになりますね。

ちなみに、なぜここに形式主語のItが来るのかと言うと、これはおそらく次のような理由があったのだと思います。

It feels for me like you are wrong.

私の感じではあなたが間違っているような気がする。

本来、for me の me が実質的な主語だったのに、この部分が省略されるようになった結果、It が名実ともに主語となったのでしょう。

 

今回は、
「英語でズバリと言い切るには少し抵抗がある。
だから、ちょっとオブラートに包んで言ってみたいな」
という場合に使える「言い出し表現」のfeel likeをご紹介しました。

オンライン英会話などで外国人講師のレッスンを受けていると、先生は生徒に英語で何か話させようとし、いろんな質問をしてきます。

「なぜなの?」
「あなたはどう思うの?」
「じゃあ、どうすればいい?」

こんな時、ぼくはこの“I feel like~”を使えば非常に話しやすくなることに気づきました。
このような「英語でしゃべる上でのコツ」というのは参考書を読んでいただけでは気づかないものですが、実践を重ねると自然にそうしたコツがわかってくるものです。

 

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